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2018/08/31

ドリームタイム(夢見)




オーストラリアの先住民の言葉にドリームタイム(夢見)という言葉があります。
あらゆる植物、動物達、死者や先祖、地上から姿を消したすべての魂は時空を超えたドリームタイムで夢見ています。全ての命はドリームタイムから種子として大地に宿り、そこから地上にすべての命がたち現れて来ます。
これから地上に現れて来る魂も地上から姿を消したすべての魂も、時空を超えた夢見とよばれるドリームタイムの中で溶け合って今も生きているのです。

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夏が終わり植物が枯れて朽ち果てると、死をイメージする冬がやって来ます。そして、春には再び新芽がふき、植物はよみがえります。
古代の人々は、死と再生を繰り返す、大地の女神に畏怖の念を持ち、豊穣の祭儀をおこない、豊かな実りを祈りました。
古代の人々はまた、死者はこの世に戻ってくることができ、夢や啓示で生者と語り合うことができると考えていました。
祭儀を通して死者にふさわしい敬意を払い、そして、あの世に帰って新しい神となった死者に、今度は生者のほうが導いてもらうというわけです。

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縄文時代は先祖の墓を中心に同心円状に集落が形成されていました。神話世界は、生と死が循環していて終わりがありません。
縄文は現代の様に生と死を分けてはいなかったのです。縄文と弥生の移行期は集落の境に墓地が作られるようになり、弥生時代は村から離れた山の裾野などに作られました。生者と死者の世界を分けるようになったのです。
現代社会は時間が過去、現在、未来に流れていく直線的な世界で死は終わりを意味します。
縄文土器に蛇のモチーフが現れますが、蛇は脱皮することから死と再生の象徴になっています。
また蛇は強い生命力を持つことからエネルギーも表しています。
純粋なエネルギーである蛇が目覚めると自我の牢獄に閉じ込められている意識が解放されドリームタイムへの回帰がはじまります。
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