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2018/12/21

孤独な鳥の条件

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孤独な鳥の条件は五つある

 一つ  孤独な鳥はもっとも高く飛ぶ
 二つ  孤独な鳥は群れない。他の鳥がいても影響されない。
 三つ  孤独な鳥は風に嘴を向ける。
 四つ  孤独な鳥は決まった色を持たない。
 五つ  孤独な鳥はやさしく歌う。

このサン・ファン・デ・ラ・クルス(十字架の聖ヨハネ)の詩はカルロス・カスタネダの「ドン・ファン」シリーズ「未知の次元」に引用されたので人々に広く知られることになりました。

第三の日本語の訳はどれも「孤独な鳥は嘴を空(天空)に向ける」に訳されています。

スペイン語に堪能なREIKOさんからスペイン語の原文で「aire」は空気や風を意味すると教えていただきました。

そして、迫害されても自分の道を引き返すことなく進んでいった十字架の聖ヨハネの生き方が向かい風でも本能にしたがって飛ぶ鳥を彷彿とするので、第三は空や天空ではなく風と訳しました。

「ギラン・バレー症候群」という難病に掛かって62歳で孤独死した女優の大原麗子さんの衣裳部屋の壁に自筆で書いたこの詩が貼ってあったそうです。生まれ変わったらイヌワシになりたといっていたので孤独に追い込まれたのではなく、彼女は「孤高」を選んだのかもしれません。

一人で至福でいられたら、それは寂しい孤独ではありません。垂直に高く飛んで二元性を超えてしまえば一人でいても群れの中にいても関係なく至福しかないのです。神との一致、つまり全体と一つになっています。

12月14日はサン・ファン・デ・ラ・クルス(十字架の聖ヨハネ)の命日

サン・ファン・デ・ラ・クルス(十字架の聖ヨハネ)は16世紀スペインのキリスト教神秘家で聖書に出てくる12使徒の聖ヨハネとは別人です。
拙著「覚醒の真実」のキリスト教神秘主義の章「魂の暗夜」の節に出てきます。
井筒俊彦やベルクソンなどの神秘主義の研究者は16世紀スペインのキリスト教神秘家十字架の聖ヨハネと聖テレサを西洋の神秘主義における最高峰としています。

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