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2019/02/07

神ながら



日本に住む人々は神社に行って賽銭をあげ様々な願いごとをします。
拝む対象の神様とは山川草木の自然に宿る自然の神と、かつて日本列島に住んで肉体を持っていた先祖である祖霊神です。
神社で、無病息災、家内安全、商売繁盛などありとあらゆる物質的な現世利益を何百万もの人々からお願いされても、肉体を持っていない祖霊神は困ると思います。そして、自然の神様は人格神ではないので人間界の欲望に関わらないと思います。
「はらから」(同胞)という日本語は皆同じ先祖から出ている仲間だということを表しています。
母親から受け継ぐミトコンドリアDNAの起源をたどるとたった一人の人類共通の大祖母ミトコンドリア・イブにたどり着きます。人類は皆兄弟姉妹なのです。
しかし、同族の親戚、兄弟、姉妹、親子ともいえども仲が悪く殺しあう人もいますから先祖の神様も嘆いていると思います。

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すべてのものにアニマ(霊)が宿ることをアニミズムといい、野生の生活をしている先住民族のほとんどが精霊信仰をもっていました。
アッシジの聖フランシスコは「太陽の讃歌」で太陽は兄弟、月と星は姉妹、風、水、火、土も皆兄弟姉妹といいました。
アフリカのピグミー族にとって森は神であり、すべてでした。動物は兄弟で、植物は姉妹です。
アニミズムでは自然界の全ての生命、人間も動物,植物、石まで一つの大きな命の一部分であると考えていました。
日本の神道に「神ながら」という言葉があります。あらゆるものの関係性の中に神を見出すのです。日本の神様の名前の後ろに必ずミコト(尊・命)という尊称がついています。誰もが神でありミコト(使命)を持って生まれてきています。
先住民は文明の痕跡をほとんど残さないほど、何万年も環境を破壊せずに存在して来ました。
自分たちは自然界の恵み、精霊によって生かされている存在だと考えていました。
ですから、先住民の人々は大自然の恵みに感謝して、必要以上の捕獲はしませんでした。子供や子を生むメスを獲るのは避けていました。
子供もメスも根こそぎ獲ってしまっているのが現代社会の狩猟です。そのために大型捕食魚の90%が20世紀後半で姿を消してしまいました。
恐竜時代以降、1年間に絶滅した種の数を調べてみると、恐竜時代は1年間に0.001種が絶滅していました。
1万年前には0.01種、1000年前には0.1種、100年前からは1年間に1種の割合で生物が絶滅しています。
現在では加速して1日に約100種が絶滅しています。1年間に約4万種がこの地球上から姿を消しています。
たった100年で約4万倍以上のスピードになっています。そしてそのスピードは今も加速を続け、30年後には地球上の全生物の4分の1が失われてしまうと言われています。
今起きている絶滅は、自然に起きている絶滅ではなくて環境を悪化させている人間が促進させているのです。
放射能、化学物質で土壌や、大気、水を汚染させ森林を伐採して大地を大切にしなかったり、戦争をして人間同士傷つけたり殺しあったりしているのは人間が「神ながら」の心から外れてしまっているからです。

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          アラハバキ大岩(岩手県東和町)

人間は自然界の関係の中で生かされています。それがいつのまにか命のネットワークの一員であることを忘れてしまい地球規模の環境破壊をしています。
組織の一部である細胞が調和を乱して増殖したのが癌細胞です。最後は宿主の人間を殺して自分も滅びてしまいます。いまや人間が地球の癌細胞になっています。
言語で分析して世界を分けて見ているのが左脳でそれらが一つに繋がった世界として統合的に眺めるのが右脳です。
ところが民族や国家という概念が頭に擦りこまれて、お金の計算をする左脳の分析的、合理的思考が優位になってしまい、地球上で紛争が絶えることがなくなりました。
みそぎ(禊)が水をかぶることだと思っている人がいますが、本当のみそぎはツミソギで罪を削ぐことです。本当の自分を覆っている条件付けや思い込みが罪穢れです。
人は思考が作り上げた自己イメージや概念を自分だと思い込んでいます。
そうした罪穢れを祓ってミ(自己の本質)に帰るコトそれがミコト(使命)なんです。
自然への畏怖と敬意
いまここに存在していることの
生きている喜びと、感謝
それが神道の祈りではないでしょうか
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