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2018/03/12

蛇信仰

日本は昔から蛇を神として信仰していました。

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蛇は脱皮によって命を再生します。不完全な脱皮をした蛇は命が2カ月もたないと言われています。

蛇は脱皮しなければ生存できないので、集中して全力で脱皮します。蛇には眼にも皮があり、文字通りスッポリと脱ぎます。再生された蛇の新鮮な皮膚に古代人は驚いたことでしょう。

蛇が成長するにつれて、古い皮を脱いで新しい皮に変わることから、脱皮はこれまでの古い硬直した考え方から抜け出て、一段と進歩することを意味します。古い自我を脱皮して新しい自我に変わるのが自己超越です。蛇の形態はまた、男根も連想させました。長時間におよぶ「蛇の交尾」がしめ縄となり、最も神聖な場所を現す場所に飾られています。

諏訪地方の縄文中期の遺跡から頭上にまむしを乗せた土偶が発見されています。縄文土器の文様はお互いが絡み合う蛇の交尾でもあります。諏訪大社の重要な神事に、ミシャグチ神の「御室神事」があります。御室とは、ワラ製の蛇であるミシャグジ神が据えられた縄文時代そのままの竪穴式住居のことで、その中で神官がミシャグチ神を勧請して託宣をしたのです。

ミシャグチ神の象徴である石棒は、蛇であり男根でもありました。

インドのヒンドゥ教で、石棒はサンスクリット語で男性器を意味するリンガムと言います。女性器をかたどった台座(ヨーニ)に真っ直ぐ立った石であらわされています。縄文時代のストーンサークルも石を丸く並べた真ん中に石棒を立てています。



古代は女性が神事を司っていたのですが男性原理が強くなると女性の地位は低下して、神官は男性が行うようになりました。

最古の神社の一つ大神神社の祭神の大物主神(オオモノヌシノカミ)は蛇で巫女が蛇神と交わる神婚説話が古事記に出てきます。

三輪山は蛇がとぐろを巻いた姿でもありました。古墳もまた蛇がとぐろを巻いた姿でもあります。蛇の古語はカカで鏡は「蛇(カカ)の目(メ)」で蛇の目でした。鏡もちは蛇がトグロを巻いている姿です。

仏教が入ってくると日本各地に白い蛇を弁天様とする信仰が起きました。縄文時代から森の主、水の神として続いて来た蛇信仰は弥生になると中国の龍信仰と結びつきました。龍は中国東北部を起源とする物質世界には存在しない動物です。蛇はアニミズムの自然崇拝ですが、龍の出現は王権の誕生と深く関わっていました。日本に龍が出現するのは弥生から古墳時代移行です。

仏教が導入されると蛇信仰は弁財天と習合しました。縄文の蛇神は水神で農業の神でもあった宇賀神(白蛇の体に老翁の頭を持つ神様)と習合して、五穀豊穣の神様、宇賀弁才天に変容しています。

弁財(才)天の真言はオン・ソラソバテイ・エイ・ソワカでソラソバテイはサラスバティーのことです。弁財(才)天はインドのサラスバティーが起源でサラスは水の意味があり川の女神でした。

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宮城県岩沼市に鎮座する金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)の主祭神は、水の神である水速女命(みずはやめのみこと)ですが、境内社に水神である金蛇弁財天が祀られています。
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神社には蛇の形が浮き彫りになっている蛇紋岩が並んでいます。
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参拝者は財布やお金を擦り付けていました。

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弁財(才)天の才の元は才能の才でしたが、今は物質主義の時代なので金運や商売繁盛など財力向上の財の方が優位になってしまったのです。
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