2018/05/30

偽りのスピリチュアル

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覚醒は教えることも説明することも覚醒にいたる方法も道もありません。なぜならすでにあなたは目覚めている完全な存在だからです。いにしえのマスター達はそう語っています。

すでに覚醒しているのならば、新たに覚醒をえようと努力をする必要がありません。新たに得るものは失う運命にあります。失うものは永遠のものではないからです。表れては消え去る刹那的な愛ではなく本当に価値があるのは消えることのない永遠の愛です。永遠のものは最初からもっているので新しく手に入れる必要がないのです。覚醒は何十年も瞑想修行の努力を重ねたのちに身につけたり、ようやくたどり着く境地ではないのです。覚醒が何か特別な神秘体験と思っている人もいますが、今ここにいつも自然にあるものなのです。

しかし、そのことを聞いただけで、直ちに全ての人が苦悩から解放されるわけではありません。「あなたは愛そのものです。あなたは大丈夫です。あるがままでいいんですよ。」は真実ですが、それだけではただの言葉や観念にすぎません。苦悩の素である未完了の否定的なエネルギーは無意識に残されたままになっています。

昔から沢山の瞑想法や修行システムがありました。

しかし、瞑想やワークは薬のようなものです。健康な人に薬は必要がありません。薬を必要とする人が適切に使用すれば薬は効果がありますが、薬と症状が合わず時期や間違った服用をすればかえって苦しんでしまいます。

現代は伝統的宗教の修行システムのかわりに商業主義的セミナーが沢山あります。アメリカの「人間可能性開発運動(ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント)」から生まれた商業主義的セミナーでは次のように語っています。

「本質的には、あなた自身は変わりません。しかし、あるがままの自分を認識し、それを受け入れ始めることによって、自分自身に対する感じ方や、物の見方に違いが生じ始め、その結果自分の行動にも変化が現われるかもしれません。そんなあなたを見てまわりの人は「あなたが変わった」と言うかもしれませんが、当セミナーではより本来の自分を表現するようになったと考えています。」

つまり、あなたはセミナーを受ける前も後も変わらないが「あるがままの自分」を理解し、受容するので、もの見方が変わり、人生を良くしようという意志が芽生えて、自己表現するのでまわりの人から変わったと言われるようになるというのです。

実はセミナーの講師だけではなくセラピストやヒーラーの言葉を聞いても、ものすごく真っ当な説明をしている所は多いです。

悟りや目覚めを簡単に得られると約束する教師のもとへと人々は行きますが、ところがどっこいそうは問屋がおろしません。

自己探求の道は自分で自分に光をあてる作業なので、「魂の暗夜」という、それまで気がつかずに隠れていたネガティヴな側面が浮かび上がるプロセスがあります。その最中は自分の中にある否定的側面と葛藤しなければなりません。それには持続的なエネルギーが要求され時間がかかることもあるのです。

会社に勤めている人にとって休みを取るのも大変な人もいますから、仏教の修行のように何十年も師について朝から晩まで修行するということは不可能なことでしょう。

結局、人々は時間をかけずに手っ取り早く、苦しみを解消してお手軽に自分を変えてくれそうな教師に飛びついてしまうのです。

生徒は心の中の理想化された全能の教師像を相手に投影しますが、霊的な教えを説く教師が全員かならずしも優れているとはかぎりません。善い教師の仮面をかぶって演じている人もいるからです。

自然体の自分ではない人格を演じていると抑圧された影の人格の内圧が高まります。かならず、何かをきっかけにそれが表に出てきます。しかし短い時間ならば自分が理想とする立派な人格を演じることができます。生徒の面前といないときの態度が違うので、長期にわたって、24時間、常に一緒にいないと見破るのは難しいのです。いつも演じられている人格しか見ていないのでわからないのです。ですから、立派な指導者のスキャンダルは一緒に暮らしていた奥さんやお手伝いさんによって週刊誌に暴露されます。

いつも変わらない教師の優しい笑顔の裏に抑圧した影の人格が潜んでいることが多いのです。恋人の関係だった時は優しかったのに同居してみると別な嫌いな人格が顔を出て別れたくなることと一緒です。嫌になるなら最初から付き合わなければいいのですが演じられた人格に騙されてしまうのです。

幼少時に愛を得られずに自我が分離したまま自尊心や自信の形成に失敗すると自己顕示性が肥大した自我が形成されやすくなり、能動的かつ受動的な行動表現するようになります。

能動的になると万能感や全能感を得ようとして人に対して支配的になりボス、教祖やグルとして支配、強制、暴力、攻撃、無理強いをします。

自分が「霊的に発達している」と主張して「自分は霊視ができる。過去世が分かる。あなたの守護霊はこう言っている。あなたには霊が憑いているのでこれをしなくてはだめ。オーラを見ると汚れているのでこれをしなさい。先祖供養をしていないから良縁に恵まれない不幸になっている」そうして、上から目線で一方的に決めつけ支配しようとします。

受動的になると「本当に思っていることを口に出すのは、きらわれるので危険だと思う。誰かが怒ったり、不機嫌になると居心地が悪い。もめ事を起こしたくないので、ノーといわなくてはいけない時にイエスと言ってしまう。問題が起きないようにするには、何があってもにこやかな笑みを絶やさないことだと思っている。思いやりがあって人には親切に、自分のしたいことを言わず。人を傷つけまいと自分に嘘をつく。いつもにこやかで、怒っていても冷静な振りをする。いい人を演じる。」自我を防衛し,現実と向き合うことを逃避して「あるがまま」の自分から離れています。

受動的な生徒は教師やグルなどの権威への盲目的服従、献身、忠誠、自分の外部の団体、組織への過度の依存となって現れます。

このような受動的な相談者の不安や恐怖をあおり、マインドコントロールして支配しようとする自称スピリチュアル・ティーチャー、スピリチュアル・カウンセラーは多いと思います。

ほとんどの人は絶え間のない思考に自動的に同化しているので、実態よりも自己イメージを大きく見せる教師やヒーラーの言葉にコロっと騙されてしまう人が多いのです。

自分の影に無自覚な精神世界の教師は霊性を口にはしても実際の行動パターンは非常に物質的な次元に還元されています。

ネットワークビジネスと自己啓発セミナーが重ってみえるのはネットワークビジネスは販売目標、自己啓発セミナーはセミナー勧誘の目標人数を定めて、お金の量や組織の人数を増やす事に価値を置いてそれに邁進してしまうところにあります。

現代社会は物質世界の呪縛が非常に強いのでスピリチュアルなことをしているつもりでも、いつのまにか会員の数を誇ったり経済的成功や自尊心を満足することにすり替わってしまうことがあるのです。

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■東京 中野サンプラザ
寺山心一翁オフィス主催イベント
清水友邦トークショー
「偽りの世界を見破る 内なる女神の智慧」
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詳しくは
http://www.shin-terayama.jp/lecture_180715-top.php

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